「自分で考えて行動できる選手を育てる」
これを実現するための取り組みを以下に記します。
1 クラスとチーム
・クラス:全学年を通してレベルに分けたグループ
・チーム:大会出場を前提にある期間まとめられたグループ
2 クラス分けの基準
・以下に示す3つの事項から複合的に判断します。
・skill(技術):基本となる、蹴る、止める、運ぶができているか。体の動きはスムーズか。
・intelligence(理解度):コーチの話しを理解し、実践することができるか。状況を分析し的確な判断をくだすことができるか。
・attitude(取り組む姿勢):上達への意欲はあるか。仲間を元気付ける積極的な行動ができているか。
3 目的
積極的に取り組む子には天井をなくし、苦手な子にはより多くボールに触れる時間を多く提供することで、全体のレベルアップを目指します。
同じメンバーであれば安心感はありますが、地域クラブの性質上学校と変わらない人間関係になってしまいます。そこで、年齢に多様性を持たせることで学校とは違った人間関係の中での成長を促します。
4 練習の組立
・土曜日:ゲーム前まではクラス練習
・日曜日:チーム練習
・クラス練習:レベルごとに合わせた練習を行います。
ビギナー:ボールコントロールを中心にスムーズに体が動くように
ベーシック:状況を判断するための観る技術の習得と適切な判断
アドバンス:ベーシックまでのことを身に付けたうえで判断速度、技術を高める
・チーム練習
大会期間の中で課題を設定し、改善に取り組みます。
5 ペナルティの判断と与え方
・暴言や、相手を尊重できない態度には厳しく対応します。
->練習から切り離しペナルティタイムを与えます。
それでも解決しないようであれば練習に参加させずに保護者も含めて話し合います。
・危険な行為や暴言以外のことについてコーチは叱らない
・話を聞いていない、集合に集まらない場合も叱りません。
・聞いていないことで練習についていけないなど、本人が損をする経験を経て、話を聞いたり集まったりできるように仕向けます。
6 保護者の選手への関わり方について求めること
・先回りして声をかけることがないように、失敗して学ぶ機会を奪わないでほしい。
・悪かったところではなく良かったところを探して伝える努力をしてほしい。
・きちんとしていないと自分(大人)が恥ずかしいという考えはやめてほしい。
全ての子どもたちが、レベルに合った環境の中で成長できるように。
並木サッカークラブではこれまでにない取り組みを行なっています。